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ミステリ ◆K5MnIloIhA :
三丁目の夕日のような物語は、東東京を舞台にしても成立し得るかと思う。
三丁目の夕日を読んでいて思うのは、「川」というものの存在の希薄感である。
東京には、隅田川、荒川(もとは放水路であり人工河川)、江戸川等
東側に大きい川が存在しており、東東京の町を舞台にした場合には、
時代に関係無く「川」というものが、クローズアップされ存在感を
持って物語の中に位置付けられてくるのが通常である。
作家の石田衣良(西東京出身)は、西東京を舞台にした「池袋ウエストゲートパーク」
のみならず、東東京(中央区月島)を舞台にした「4TEEN」も著している。
西岸にも東東京を舞台にした作品を期待したいところだ。
これに先がけ、誠に僭越ながら、当スレで運河の町江東区を舞台にした
「東京アムス物語」(仮題)オリジナルシナリオ連載を検討中です。
佃島の漁師(父)と辰巳芸者(母)の間に生まれた大前田東陽(おおまえだ・とうよう)少年は、故郷江東区を「東京のアムステルダム」と心から愛してやみません。
彼の祖父は、かって東京湾に現れた巨鯨にひとり立ち向かい行方不明となった伝説の漁師、
未亡人である祖母は女流落語家、そして遠い祖先にはあの大前田英五郎も。
東陽少年の口癖は、「わしゃあ、東京もんじゃけんの、真っ直ぐなもんしか好かんのじゃ」
ある日、東陽の住む町に関西の不良少年グループが現れたことから物語は風雲急を告げることになります。
第一回「西から風が吹いてきた」(仮題)