相田裕「GUNSLINGER GIRL」＃20

リコ：｢んー？｣
アンジェリカ：｢えっ、えっ、どうしたの？リコ｣
リコ：｢やっぱりアンジェは可愛いなと思って｣
アンジェリカ：｢えっ｣
リコ：｢男の子がチューしたくなるタイプってアンジェみたいな子なんだろうなって あたしは駄目ね、色気ゼロ｣
アンジェリカ：｢リーコー、また一人で悩み抱え込むつもりっスか？｣
リコ：｢あはは、悩みとかそんな大層なものじゃなくて｣
リコ：｢夕べ、隣のお姉さんのキスシーン見ちゃってさ、これがまたカッコイイの …いつかそんな風になれたらなって｣
リコ：｢『愛しているんだ君を』『さあ目を閉じて』とか言ったりしてさ｣
アンジェリカ：すっ ｢はい｣
リコ：｢えっ｣
リコ：｡oO(わー、すごい、やわらかそう) ドキドキ
リコ：｢なんてね、本当にするわけ…｣
アンジェリカ：ちょん
リコ：｢あーーー｣
アンジェリカ：ぷっ ｢いただき｣
リコ：｢アーンージェー｣
アンジェリカ：｢わっわっ、何怒ってるっスか？｣
リコ：｢あたし初めてだったんだからねーー｣
アンジェリカ：｢女の子同士だもん、ノーカウントっスよ、ノーカウント｣

アンジェ｢ノーカウント…！ノーカウント…！｣
リコ｢な…なんだとてめぇ…ふっざけんな！！｣
ヘンリエッタ｢ククク…｣

「なんでこんなところに……それにその格好……」

「こんなとき、なんていうんだっけ……ああ、そうか
　たとえばおまえがその昔……幼き頃……
捨てられて凍えてる仔犬を助けたことがあるとしよう……
でも死ね」