唐沢俊一日記 1/29
http://www.tobunken.com/diary/diary.html と学会事務局から連絡あり、次の例会にも参加を希望している高須クリニックの
長 男・力弥さんに次回の日取りなどをメール。彼をと学会の例会に参加させて
やってほ しい、というのは西原理恵子さんからの依頼で、自分のマンガで高須
克弥の本がと学 会にとりあげられていることをギャグにしたのだが、と学会ファン
の力弥氏がその中 の描写(力弥氏がすでにと学会員である、というような記述)に
苦情を唱えて、責任 を感じた彼女から、彼を一度、例会を実地に見せてやって
くれませんか、と電話して きたのだった。それ自体には何も問題なかったのだが、
それに興味を持った親父さん の克也氏が見学に行きたい、自分もと学会に入り
たい、と言い出したあたりで、彼女 がかなりこちらに気を遣いはじめ(もともと気配り
は凄い女性だから)、何かかえっ て気の毒だった。
もっとも、彼女がその件をマンガにしたときに、前半(何故、西原がまるきり自分の
ウリとはタイプの違うと学会と関わりを持つにいたったか)の部分と、親父どのが
と学会に入会したいと言い出した件りとを、別の連載(後者は『SPA!』、前者は
『宣伝会議』の連載)でそれぞれ描いたせいで、後者だけ読んだ読者には、混乱が
生 じたらしく、このあいだ、後者の収録された『できるかなV3』の感想で、こんなこと
書いているサイトを見つけた。
「なんか唐沢俊一から『と学会』に入れと勧誘されている事が描いてある。うわー。
サイバラ周辺からいち早く去ってほしい。ホステス編を見てもわかるけど、サイバラ は、
所詮自分は傍観者にしかなれないという諦念がまずあって、その上で、この人ら と
わたしは同じだもの傍観なんてできるわけがない、と強く強く思っている、だから 当事
者ではないけれど、彼女たちのすがたを描く資格はあるのだ。対称を卑下して哂 うだけ
の『と学会』とは全くの対極なんだ。唐沢俊一帰れ帰れ、バーカバーカ」
……いや、笑った。お世辞でなく、モノカキを業とするものとして、こういう盲目的ファン
がついている彼女は本当にうらやましい。とはいえ、早とちりの馬鹿には変 わりない。
読者への説明責任はちゃんととって貰いたいもんです、西原先生。