漫画版サクラ大戦 Part2

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178名無しんぼ@お腹いっぱい
〜こうちゃんのショートBラブドラマ〜
「魅惑少年華撃団」     

CAST
”花火”「おかっぱ頭がチャームポイントの可愛い男の子。訳あって、皆には男の子という事は隠している。」     
”レニ”「銀髪が美しく、可愛い少年の様な容姿を持つ少年。」
 
第1話 「目撃」      
      
「あのね花火お兄ちゃん、明日なんだけど・・・・・・」
ゆっくりとドアが開き、淡いクリームのパジャマを着たレニの姿が目に入った。
瞬間、時間が凍りつくのがわかる・・・・・・。
僕が彼を確認したのと同時に当然彼にも僕の姿が目に入る。
その間およそ3秒から4秒。時間にすれば短い沈黙が流れた。
「あっ・・・あの・・ごめんなさい・・・ボク勝手に入っちゃって・・・・・・出るね」
先に切りだしたのは彼の方だった。声は沈み、顔を赤らめ視線は斜め下の方に向けている。
無理もない。少し視線を上げればベッドには、膝の辺りまでずり下げた戦闘服から
勃起したペニスを握り締めた男が座っているのだし、
更に僕の汗ばんだ左手にはレニがさっきまで履いていた水色のビキニパンツが握られていた。
「ま、待って、レニッ・・・・」
その時僕はなぜとっさに彼を引きとめたのだろう。
こんな状態で何を弁解するつもりだったのだろうか?
だがこの時の判断が後に正解だったと僕は自分に感謝することになる。
時刻は9時37分。隊長が帰ってくるまでは後1時間半以上ある。
二人の熱く切なく短い夜が始まろうとしていた。