本日の毎日新聞より。(関西版?)
> [きらり阪神なひと]あした天気になあれ/5止 漫画家、尼子騒兵衛さん /阪神
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> ◇希望さえ持って頑張れば、あしたは天気!!
> 86年から17年半も連載が続く「落第忍者 乱太郎」シリーズ。漫画家、尼子騒兵衛さん自身も予想していなかった。
> ただ、作品には、強いこだわりを持ち続けてきた。「妥協しなかったことが長く続いている理由かもしれない」
> 一つは正確さ。舞台は室町時代。当時は無かった着物や日本髪、小判は登場しない。
> 服は小袖、お金は中国からの輸入銭。鎧(よろい)や手裏剣一つでさえ、事典や絵巻物に必ず目を通して描く。
> 昨年は、海賊船の模型を見るため、愛媛県に足を運んだ。しんどい時は、自らに問いかける。
> 「自分の目で見て、理解して伝えんと、失礼や」
> もう一つは、いじめなどのテーマは、絶対取り上げないこと。
> 主人公・乱太郎の親友で、一番ドジな「しんべヱ」が、問題を起こしても「どうしよう」とみんなで考える。
> 陰湿なシーンは子どもに絶対見せたくない。まじめに修業して起こる騒動と、そこに、こみ上げる笑いを届けてきた。
> 子どもたちの「忍術学園に私も行きたい」という手紙が、素直にうれしい。
> 人気漫画家として、仕事の合間も講演会や、自ら女忍者に扮(ふん)するイベントなどが詰まっている。
> 「優雅な隠居生活が夢やったけど、死ぬまでできひんかも」。座布団を枕にする日々は、まだまだ続きそうだ。
> でも、顔は笑っている。
> 「希望さえ持って頑張れば、きっとあしたは天気になるはずだから」
> =この項おわり
> ◆文、写真・坂口裕彦(毎日新聞) [10月4日20時17分更新]
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031004-00000004-mai-l28 この人の職人ぶりが、よくよく伝わってくる記事だ。
史実と違う小道具を描いたアニメ版に抗議したこともあるらしいし。(寛永通宝だったっけか)