大陸軍は世界最強!ナポレオン獅子の時代長谷川哲也2
ゴルバチョフ繋がりで冷戦当時のことを思い出していたら腹が立ってきたので
スレ違いですがちょっと書かせてください。
番外:東西冷戦について
冷戦とは何だったのか。
一言で言えば「FDRの甘い国家戦略のツケを延々半世紀かけて世界中が支払わされ続けた時代」です。
冷戦は何故終ったのか。一言で言えば「軍拡競争でソ連の国庫が払底したから」です。
簡単に言えば国家そのものが消滅するまでに軍備を揃え、そして破産したのです。
元々フランスと同程度の生産力しか持たないソ連が米国に対抗できるだけの軍備を揃えること自体が
無謀だったのです(これは後から言えることであって当時のUSSRはまさに恐怖の対象でした)。
核の時代における軍拡競争とはポーカーのようなものであって、
お互いがレイズ、レイズとチップを積み上げていき、手札を晒せない、
つまりICBMを使えない以上は必ず資金の足りない方からゲームを降りなければならないのです。
80年代、そろそろ頃合よし、と見たレーガン政権は人類史上でも稀に見る大軍拡を始めます。
それがどれほどの規模かというと、
当時世界一の金満国家であった米国が世界一の借金国に転落するほどの規模でした。
では米国に金を貸したのはどこの国なのか?
勿論、日本です。
日本銀行は米国の国債を買い続けました。事実上の命令によって。
当時の日本の朝野を思い出すと、防衛費がGNPの1%を越えただの越えてないだので騒いでいました。
もうね。アホかと。バカかと。そんな金額、比較にもならない程の大金が米国へ流れ、
それで向こうはICBMをどんどん揃えているんだっつーの。
なお、日本の所持する米国債は、売ることは出来ますが、
それは米国の経済崩壊を意味しています。そしてそれは同時に日本の経済崩壊をも意味しています。
つまり、日本は絶対に返してくれとは言えない借金を押し付けられたのです。
もうジャイアンそこのけです。
冷戦当時の米国債、その殆どは一ドル360円から240円の時代に購入したものです。
借金国の金の価値は下がるのが当然なので、レーガン政権において急激なドル安時代が訪れます。
おい、ちょっと待て。お前らわかっててやっただろ。あっというまに元本は半分に目減りしました。
うまいですねアメリカ。こりゃ父さんやられたよ。
冷戦終結後も毎年日本は米国債を買い増し続け、それは現在に至るも継続されています。
総額、そうですね。日本円に直して低く見積もっても約200兆円といったところでしょうか。
税金を通して、日本国民はみんなこの米国債を買っているのです。これからもそうでしょう。
あっはっは。ナポレオンでもヒトラーでもいいから誰か助けて。お願い。
まあそんなこんなで冷戦は終わりました。
ソ連に金を貸してくれる親切な国は地球上のどこにも存在しなかったからです。
こうしてソビエト社会主義共和国連邦は滅亡しました。どっとはらい
最後に、私は当時のフランス王国及びソ連と同じ立場、
すなわち崩壊過程の糸口にあるのがまさに今の日本だと思っています。
そして彼らの行動の見直しによって学べることは多く、
それを現実に反映させることは不可能ではない、と考えます。