925 :
月曜の神:
家で風呂に入っている千砂は、
ポンタの両親が帰ってきたために中断されてしまった行為を思い浮かべ、
「あのまま、最後までしちゃうんだと思った……
しても良かったんだけど、ていうか、したかったな……
からだ全部でポンタくんと愛し合いたい」なんて考えていた。
夏期講習のため学校へ向かっているポンタ(とタロ・ジロ)。
すると校門前で千砂が校門前で待っていて、手作り弁当を届けに来た。
そして毎日届けに来るからと言ってその場を後にする千砂。
回りの男子生徒から嫉妬の目で見られ、「落ちてしまえ」という念を浴びまくるポンタ。
(この辺りのくだりで
「夏休みとは名ばかりで、夏期講習で週五回学校へ行く。
高三の夏 受験生の夏 幸せな夏 こんなに幸せで…いいのか? 受験生として」
と所々の□の中に書かれてます)
家で料理の本を見ながら弁当の仕込みをする千砂。
「気合入ってんねー」と美砂子に言われると、
「当然! だって私、料理くらいしかとりえがないもん。がんばんないと」と答える。
(そして「がんばって、最高の彼女になるんだ」と心で気合をいれる)
そんな千砂を見て、美砂子はビールを飲みながら心配そうに見つめる。
日増しに豪華になっていく弁当を見て食欲が失せるタロとジロ。
一方のポンタは
「失敬な! 千砂ちゃんの愛の結晶にケチつけんなよッ」と怒りながら弁当を食べる。
だが、その弁当のせいで(胃袋ぎっしりに詰まってる為)、睡魔に襲われて寝てしまう。
放課後先生に呼び出され、成績が落ちたことや身辺について「何か問題があるのか?」と聞かれるが、
「いえ…それは解決しましたから…。大丈夫です、がんばります」と答える。
だが内心では「幸せすぎる、それが問題だ」と思っていた。
926 :
月曜の神:03/06/16 16:27 ID:ratAhyL9
エミ、ルミと共にファミレスでお茶をしている千砂。
弁当を毎朝作って届けてる事を驚くエミと、「よくやるー」と呆れるルミ。
それに対し「この夏が勝負だもん。彼女として出来る限りのコトしなくちゃだよ!」と反論する千砂。
エミがルミに話を振ると週1回みっちりとカラダでご奉仕してジロに尽くしてると答える。
千砂は顔を赤らめ、エミは「彼のためってゆーより、自分が楽しいからじゃん?」と呆れる。
エミに「そっちの方はどうなってんの?」と聞かれると、「…まだ、してないよ」と答える。
驚く二人が問いただすと、
「誘われないから…勉強忙しくてそれドコロじゃないんだと思う」と答える。
そしてこの前食事を作りに行った時も勉強ばかりしてた事や、
いつお誘いが来るのかとずっとそわそわしてた事を話す。
エミらが「千砂に気を使ってガマンしてるんじゃない」と言うと、
私なりにOKサイン出してる事やちょっと大胆に迫ってみたり…なんて事を話しているが、
それを千砂の背を向けた反対側の席で聞いている一人の女の子が…。
「受験をしない高3の夏はお気楽で、それドコロじゃないポンタくんにうしろめたくて、
私も何かでがんばろうとあせってた。彼のために。
彼にとって私が愛すべき女の子でありつづけるために」と思いながら、
ポンタの授業が終わる頃だからと、ファミレスを後にする千砂。そしてそれを付けて行く女の子。
千砂と帰るポンタはお弁当について言おうとすると、千砂は目を輝かせて「おかずのリクエスト?」と聞き返す。
ホントは「量を少なくして欲しいという」つもりが、エビが食べたいと答えてしまう。
そして「簡単なのでいいから。毎日あんな手の込んだの色々作るの大変だろ?」と聞くと、
「ううん、楽しいよ ポンタくん、いつもキレイに食べてくれて嬉しいし」と答える。
心で「残せるわけねーだろ…」と涙しながら、彼女の笑顔にトコトン弱い自分を嘆く。
そしてポンタの手を握り
「毎日ホンの少しでも会いたいから、届けに来るのも苦にならないよ」と言う千砂。
ポンタは「…イカン、また…シアワセに溶けていく…」とデレデレになる。
その様子を見ていた女の子は、
「…んだよ、色ホケのバカ女かよ? フン! あんな女、どこがいいんだか」と思っていた。
927 :
月曜の神:03/06/16 16:27 ID:ratAhyL9
家に帰ったポンタは、千砂に寂しい思いをさせちゃっていることを反省し、
「半日くらいいっか」と、千砂を日曜日に遊びに誘う。
最初はプールに行きたいと言った千砂だったが、「泳ぐと疲れちゃうから、ウチ来てビデオでも観てのんびりする?」と聞く。
「二人きりになったら絶対エロな展開になる」と思っているポンタは、プールにしようと言う。
そしてプールで千砂が着替えるのを待ちながらビーチボールを膨らましているポンタは、
水着なら大丈夫だろと思っていたが、その予想に反して、ビキニで現れる千砂。慌てるポンタ。
「大胆過ぎじゃねーか?」とポンタが聞くと千砂は「こーゆーのキライ?」と聞き返す。
(その背後では鼻の下を伸ばしたヤローどもの視線が釘付けに)
ポンタはその問いには答えずに、その場を逃れるように千砂の手を取りプールへ。
(ポンタ自身は「…つーか大好きだけと、男の大好物だからイカンのだ!」と心で叫び、
千砂は「外した…喜んでくれると思ったのにな…」とガッカリしていた。
ちなみに千砂がビキニを着たのは雑誌の特集を見たからだと思われる)
(ヤローの少ない)子供用プールでビーチボールで遊んでいる二人。
「ぬれてはずむこの胸をオカズに…」と想像しつつボールを上げてしまった為、
ボールが高く飛んでしまい、腕を伸ばした千砂のビキニがずり上がってしまい、胸をさらけ出してしまう。
それを父子連れに見られてしまい、見られて恥ずかしがる千砂と見やがったと(心で)怒るポンタ。
「…ほら見ろ! そんなちっこいビキニ着けてっから」と言われ、謝る千砂。
そして「もう出よ…」と言い、二人はそれぞれのシャワー室へ。
それを見ていた例の女の子は「天然? 計算? …つーか、でっけーチチ…」と思っていた。
プールを出た二人は、気まずくなり、会話も弾まずに消化試合のようなデートになってしまう。
千砂は、
「忙しい彼の貴重な時間をもらって嬉しくて、うんと楽しく過ごしたくて、
張り切りすぎて台無しにした。男の子を喜ばせるのって難しいな…」と思っていた。
928 :
月曜の神:03/06/16 16:28 ID:ratAhyL9
そして家の前でキスしてもらった千砂は今日の事を謝ると、
「こっちこそ…しょーもないコトで怒って悪かった…。
通りすがりのヤツに千砂ちゃんの胸とか見られたのスゲームカついちゃって」と謝り返す。
千砂は(某T氏にはもっとエグイとこ見られたケド怒んなかったよね? 変なのー…)と思いつつ、
「あのビキニ、もう2度と着ないから許して?」と許しを請うと、
ポンタは咳払いをしながら、
「できれは、もっかい着てほしいんだケド…」と言い、
「今夜12時、ビキニ着てそんでオナニーしてよ。オレもするから」と耳打ちする。
突然のお願いに慌てる千砂に手を合わせ、「お願い! このとーり! 1回だけ! 一生のお願い!」とお願いするポンタ。
千砂は「男の子の(ってか、ポンタくんの)ヨロコブことって…計り知れない……」と唖然としていた。
「だけど…今日は楽しい日だったって思って欲しいから」と思いOKすると、
ポンタはものすごくうれしそうな目をして千砂を見つめた。
スキップしながら
「12時 12時 ちっさちゃんとー ふたりで同時にひとりエッチ エッチなビキニの千砂ちゃんと…」
とその事を思い浮かべながら帰路についているポンタは、突然女性の悲鳴を聞く。
「何…?」と思っていると、「助けてッ 変な男が追いかけてくるの!」
と(さっきっから登場していた)女の子がポンタにしがみついてくる。
一方の千砂は、そわそわドキドキしながらひたすら12時を待っていた(現時刻は21時)
最終ページ右側は「この娘は一体…!?」
次回は、7月24日発売号掲載。
(早ければ19日の土曜に上げられるかも? 駄目なら22日の火曜)