あずまきよひこ あずまんが大王21 やる気注入!!

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あずまんが最終回

       「卒業」

とうとう卒業式の日がやってきた。
あずまんがの面々は進学、OLなど皆、違う道に進むことになった。
ちよちゃんは念願のアメリカ留学が決定していた。
しかし朝のホームルームにちよちゃんの姿がなかった。
ゆかり「ちよちゃんは身内の方が危篤なため今日はおやすみです」

卒業式は何事もなく終わった。
ちよちゃんのかわりに卒業生代表の挨拶をしたともの暴走を除いては。
ほとんどの生徒が帰宅する中いつものメンバーはまだ教室にいた。
大阪「ウチら卒業生一同やあらへん。只の卒業生や」
神楽「わたしもわかるよーこのままじゃー」
とも「みんなでゆかり車でちよちゃんちいこーぜ!」
よみ「にゃも車の方を・・・」
榊「・・・このまま帰るより・・・その方が・・強い」

ちよちゃんの家に到着した。「やあいらっしゃい。ちよは庭にいるんだ」
インターホンからちよ父らしい声がして門が開いた。
ちよはそこにいた。
とも「ちよちゃーーん!誰か死んだのーー!?」一同「バカ!!」
ちよ「ともちゃん・・・忠吉さんが・・・忠吉さんが・・・うわーーんうわーーーん」
ちよ「ヒック・・昨日、忠吉さんに
『アメリカに行ったらお別れですね。今までありがとうね。まっこれで会えなく
なる訳じゃないんですよ』って・・ヒック・・お別れしたら・・・うわーーんうわーーん」

忠吉さんは人間で言うと90歳近かったのだ。ちよが独り立ちをする。独り立ちをするちよに何か役目を終えた
ことを動物ながらにして悟ったのだろうか。

みんな泣いていた。榊さんは一番泣いていた。
木村「少女は何かを失って大人になる・・・」
一同「わっ!?なんでいるんだあんた!?」

ゆかり「美浜ちよ殿、間違いなく卒業したことを証する」
ちよちゃんに卒業証書が手渡された。
にゃも「卒業生一同斉唱!」

仰〜げば〜と〜とし〜わが〜し〜の〜おん〜

                  あずまんが大王  おわり