充(笑)

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1名無しのコレクター

(笑)
2名無しのコレクター:2006/04/29(土) 00:07:04
 
3名無しのコレクター:2006/04/29(土) 00:27:20
 
4名無しのコレクター:2006/04/29(土) 07:47:03
ポスタルヒストリーは休刊(廃刊)した次の正月、松の内、4日だか5日だか忘れたが、竹の塚の切手屋さんが訪ねてきた。
大木君の様子が変だから、どうなっているのか確認したいと。
西新宿までタクシーで15分ほどなので、彼と一緒に出かける事にした。
新宿中央公園の前の道を下り、大木君の家の路地に入った。
山崎「車があるから、大木君、ウチにいるよ」
ところが、家の門の横に立てられたポストには、手紙の束が挟まっていた。ポストの下の地面にも郵便物が落ちている。
小林「これは、どういうことだ?」
12月上旬の手紙が混じっている。

雨が降ったら濡れている筈だ。

年賀状がないし、大木君に送られている筈の郵便振替の封筒が全然無い。
これは「さくら」じゃないか。
とにかく、ベルを押してみよう。
ところが、返事がない。
ドアを開けたら、鍵が掛かっていなかった。
ドアをあけると、右手の下駄箱には貯金局の緑色の封筒が散乱、正面には、全日本郵趣が散乱していた。
全日本郵趣は、ロットが組める物を抜いて半端は大木君に譲った物。このようになるとは、連合様、ごめんなさい。
ところで、テレビの音がする。
「大きくーん」「大きくーん」
小林君と2人で呼んでみたが応答がない。
テレビが掛かっているのだから、と居間らしき部屋に立ち入ると、布団にくるまった大木くんがいた。
眠っているのかい。声を掛けても返事がない。
そこで揺り起こそうとして愕然とした。
座布団を丸めて、上から掛け布団をかけていたのだ。
小林「これは、何を意図した物なんだ?」
山崎「ここまでたどりついた者を、不法侵入で訴えるつもりじゃないのか?」
小林「まさか、我々を訴えたりしないよねえ。」
思わず2人は顔を見合わせた。
嘘のような真実       (続く)
5名無しのコレクター:2006/04/29(土) 22:49:34
 
6名無しのコレクター