プロップコレクターの敵・「アトリエ8」のこと

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>>20
撮影用のマスクといわれて買ったものが、実は自作のレプリカマスクだったのです。
ショップなどに撮影用のマスクやプロップなどが入荷することは、たまになのですが
あります。本当にまれな場合が多く、すぐに決断しないとすぐに売れてしまいます。
私も数多くショップ通いしているうちには、運よくそんな場面に出くわして
いくつか入手しています。また、雑誌の広告にも掲載されている場合もありますが、
その場合は、雑誌の発売日にすぐに連絡しないと、その夜にはもう売れてしまっている
といった状況です。
今回の「アトリエ8」の手口は、そんな状況を逆手にとった巧妙な詐欺でした。
送られてきたマスクは一見実によくできていましたが、細部は粗く陽にかざすとペーパー
がけの跡がしっかり浮き出したり、内装はほどこされていない粗悪なものでした。
クレームも当然考えましたが、まず電話が通じないのです。
おそらくナタニが、私の電話番号をチェックして意識的に避けていたのものと思われます。
それと、ナタニを知っている友人の話しや、詐欺にあった人たちの情報をきくにつれ、
クレームくらいでは金は返さないということ、警察に訴えても、証拠がないため言葉巧みに
「説明上の解釈の違い」などで押し通してしまわれることなど多々あり、これは相手にして
も話しにならない相手だと思ったからです。
事実、ナタニは「メディアV9」時代に訴えられたことがあり、京都府警から相手に代金を
返納するよう「警告」を受けたとききました。
しかし、それさえもナタニは無視して店を閉め身を隠し、ほとぼりをさましたのち、今度は
ダミーの人物を立て、東京・赤坂に「アトリエ8」をオープンさせたというのが真相らしい
です。