2人は、バークレー留学時代にそろって帰国し、熊本を訪れ、松本夫妻と結婚前に合っている。
その時の孫氏の触れ込みは、なぜか在日韓国人ではなく ”中国華僑” だった。
阿蘇の別荘に招かれた松本さん夫婦は、そこで見た孫氏の不思議な行動をこう回想する。
『今考えると奇妙な事ですが、孫さんと優美さんは、我々の前では、なぜか英語で会話していたんですよ。
孫さんが自分を中国人だと言ってしまった手前、演技してたんでしょうね。
孫さんの出身地は鳥栖(とす)。
優美さんは、熊本だから、お互い日本語がペラペラなのに。
それからしばらくして、2人は博多のホテルで絢爛豪華な結婚式を挙げましたよ。
私達から300万円を借りたのですがね』
孫夫人一家の借金踏み倒し問題は、あくまで当事者たちの問題であり、法的には孫氏個人とは
直接関わりない。
だが、それが明らかにもかかわらず、まだ熊本の多くの被害者が、孫氏に対し釈然としない
わだかまりを抱きつづけているのはなぜなのか。
テレビ・新聞・雑誌と日々露出度を高め、やれ豪邸だ、別荘だ、買収だといった派手なニュースの
主役として報じられる孫氏。
最近では、ITの錬金術師という扱いを超えて、低迷する日本経済の救世主ともてはやされる存在だ。
そして、メディアが孫氏を持ち上げるたび、熊本の被害者たちは、臓腑を抉られるような気持ちに苛まれるのだ。
被害者たちの ”孫憎し” の感情は、何が根拠となっているのか。
http://ams.adam.ne.jp/kabu/sb_01.html