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提供:名無しさん:
部活が休みになった信一はいつもより早い時間に帰って来た。
この時間に家にはだれもいない事はわかりきっている。
父親は遅くまで仕事、母親は最近凝り始めたカルチャー・スクールとやらで
いつも帰りは夕方過ぎだ。
妹も部活、去年の春から預かることになったいとこのゆうきも
帰りに県立図書館で勉強して夕食の頃に帰ってくる規則正しい生活を送っている。
手馴れた手つきで玄関のドアを開け、2階にある自分の部屋に上がろうとした。
その時である。信一の頭をなにかよからぬ物がよぎった。
「ゆうべゆうきちゃんは最後に風呂に入っていた・・・」
いつの間にか信一は風呂場の脱衣所にある洗濯機の横のカゴを見ていた。
家族のそれとは明らかに違う、小さく遠慮がちに丸めてカゴのすみに
置かれている汚れた下着。
それがゆうきの物である事は明らかだった。
信一は少し震える手でそれを取り上げた。
白の木綿の下着にイチゴの模様が入っている。
信一は裏返して女の一番恥ずかしい部分が当たる部分を見てみた。
黄ばんだ楕円形のシミがうっすらと着いている。
信一はそっと顔を近づけた・・・(続く)