吉原では、それまで知っていた女性たちとはまったく違う人生を垣間みました。
短い期間にずいぶん散財し、仲良くなった子も何人かいます。
そのうちひとりとは、何度も店の外で会い、温泉旅行に行き、その子の副業(?)の手助けをし。
いわゆる太客です。どこのソープ嬢にとっても、私は歓迎される客だと思います。
やり乞食でもありませんし、色恋接客の必要もありません。「神」か「鴨」のいずれかでしょう。
その子は、じつはもう上がったのですが、ソープ板でいまだに名前があがる有名人です。
しかしながら、その泡姫様に対してさえ、私は恋愛感情を全開にすることなく、
一定の心理的距離感を保っていられました。
ですので、今の彼女と街場の風俗店で会ったとき、免疫はあったはずなのです。
チンチンは握られても、ハートを握られることはないはずでした。
感情をコントロールすることにも自信を持っていました。
にもかかわらず、彼女をはじめて見た瞬間、私はのぼせ上がってしまったのです。
そこは「箱ヘル」ではなかったと思いますが、たしかに20歳の、
ほんとに深キョンそっくりの、ちょいポチャの超美形。
入店半年、少し訛りのある、恐ろしく瞳のきれいな色白巨乳。
不覚としかいいようのない、10年ぶりのひと目惚れでした。(きょうは、その彼女とデートです。あとでまた)