111 :
名無しさん@ピンキー:
ヒラリヒラリと
112 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:39:33 ID:ce804ktk0
舞い遊ぶように
姿見せたアゲハチョウ
113 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:40:29 ID:ce804ktk0
夏の夜の真ん中月の下
喜びとしてのイエロー
114 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:41:32 ID:ce804ktk0
憂いを帯びたブルーに
世の果てに似ている漆黒の羽
115 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:42:33 ID:ce804ktk0
旅人に尋ねてみた
どこまで行くのかと
いつになれば終えるのかと
116 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:43:27 ID:ce804ktk0
旅人は答えた
終わりなどはないさ
終わらせる事はできるけど
117 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:44:40 ID:ce804ktk0
そう‥じゃあ
お気をつけてねと
見送ったのはずっと前で
118 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:46:29 ID:ce804ktk0
ここに未だ還らない
彼が僕自身だと気が付いたのは
今更になってだった
119 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:47:40 ID:ce804ktk0
あなたに逢えた
それだけでよかった
世界に光が満ちた
120 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:49:47 ID:ce804ktk0
夢で逢えるだけでよかったのに
愛されたいと願ってしまった
世界が表情を変えた
世の果てでは空と海が交じる
121 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:51:09 ID:ce804ktk0
詩人がたった一片の言の葉に込めた
意味をついに知る事はない
122 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:52:23 ID:ce804ktk0
そう それは友に できるならあなたに
届けばいいと思う
123 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:53:08 ID:ce804ktk0
もし これが 戯曲なら
なんて酷いストーリーだろう
124 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:54:36 ID:ce804ktk0
進む事も戻る事もできずに
ただ一人舞台に立っているだけなのだから
125 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:55:33 ID:ce804ktk0
あなたが望むなら
この身など
いつでも差し出していい
126 :
名無しさん@ピンキー:2007/07/02(月) 17:56:29 ID:ce804ktk0
降り注ぐ 火の粉の盾になろう