☆☆『2ch発!これがHIV感染率だ!!』☆☆

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36某スレ540
以下に、『初心者コーナー』を作ります。4つのレスに渡って貼るので長いですが、ご容赦を。
確率の計算に興味のある方は読んでみて下さい。できるだけ簡単に解説したつもりです。
本当の目的は、みんなが基本的な計算をできるようになって、
いろんな感染確率等の計算ををバキバキ進めていきたいからです(w
ちなみに当方は、数学科出身という訳ではないので、難しい計算はできません。
よって、上級者の方の突っ込みは受け付けません(w
37某スレ540:02/07/15 18:00 ID:NV/u73X8
<<初心者心得編:サイコロの例>>
【サイコロを6回振って、6回以内に1が出る確率】
※(1/6)×6=1=100%ではありません。実際にそんなことはありえないでしょ?

考え方の指針
@1回目に1が出ない確率を考える
これは5/6になりますよね。

A次に「1が出ない場合」が6回連続起こる確率を考える(つまり、6回とも1が出ない確率)。
1回:5/6、2回連続:5/6×5/6、3回連続:5/6×5/6×5/6、
 
つまり6回連続なら(5/6)の6乗=(5/6)^6=33.5%ですね。

B「6回以内に1が出る確率」=100%−「6回とも1が出ない確率」を考える。
「6回以内に1が出る確率」は「6回以内の何回目に1が出てもかまわない」なので、
「1が出る確率」を直接考えるのは面倒くさい。だから「6回とも1が出ない確率」を考えて、
それを100%から引き算すればいい、といういう考え方です。
 
つまり、1−((5/6)^6)=0.665=66.5%
100%にはなりませんね。なんか不思議な感じがしますか?
38某スレ540:02/07/15 18:01 ID:NV/u73X8
<<初心者心得編:法則性>>
【Nが大きい場合、1/Nの確率で当たるものをN回試行して当たる確率=常に63.2%】
厳密には常に63.2%とはなりませんが、Nが大きい場合(1000とか)は問題ありません。
逆に、Nが小さい場合(3とか)ならもっと大きな値になってしまいます。
とにかく100%にはなりません(w
(具体例)
N=3なら70.3%
N=6なら66.5% ←上のサイコロの例(1/6)です。
N=10なら65.1%
N=100なら63.4%
N=1000なら63.2% ←HIV感染率(1/1000=0.1%)の場合です。
N=10000なら63.2%
これを見れば分かると思いますが、Nが大きくなるほど63.2%に近づいていますよね。
Nが大きい場合の単純計算の、目安としてお使いください。
39某スレ540:02/07/15 18:02 ID:NV/u73X8
<<初心者ステップアップ編:サイコロの例(別解)>>
【『6回以内に1が出る確率』を直接求めてみよう】
6回以内の何回目に1が出てもかまわないので、1回目から順に検討する必要があります。
@1回目に1が出る確率
これは問答無用で1/6ですね。

A2回目に1が出る確率
1回目は2〜6が出て、2回目に1が出るのだから、
(2〜6が出る確率)×(1が出る確率)=(5/6)×(1/6)となりますよね。

B3回目に1が出る確率:
1、2回目は2〜6が出て、3回目に1が出るのだから、
(2〜6が出る確率)×(2〜6が出る確率)×(1が出る確率)=(5/6)×(5/6)×(1/6)

もう分かりましたね。すっ飛ばして6回目を考えると、(5/6)×(5/6)×(5/6)×(5/6)×(5/6)×(1/6)
つまり、((5/6)^5)×(1/6)ですね。(『^』は○乗を意味します。2^3=2の3乗=8です。)
 
また『6回以内の何回目に1が出てもかまわない』→『6回目までのそれぞれの確率を足し合わせる』だから、
=(1/6)+(5/6)*(1/6)+((5/6)^2)*(1/6)+((5/6)^3)*(1/6)+((5/6)^4)*(1/6)+((5/6)^5)*(1/6)  ----@
=0.665=66.5%
これで、無事に同じ答えとなりました。計算は、初めにやった方が遥かに簡単ですね。
みなさんの知識の糧となれば幸いです。なお、@の式をエクセルにそのままコピペすれば、
0.665=66.5%の答えを確かめられますよ。(=を半角にしたのはそのため(w)
40某スレ540:02/07/15 18:04 ID:NV/u73X8
<<初心者ステップアップ編:複数の要素がある例>>
【シックスナインで、ティムポ・口のどちらからも感染するなら?】
女性のHIVキャリアと69をして、
・ティムポ(フェラ)からの感染率:70%(数字はデタラメです)
・口(クンニ)からの感染率:40%(数字はデタラメです)
であったの場合、『どちらの感染経路(口・ティムポ)からでもよいので、とにかく感染する確率は?』
ここまで読んで来た人は、引っかからないですよね。70+40=110%(爆)じゃありませんよ。

@どのようなケースがあるか考える(『場合の数』を数える)
・フェラ(○)、クンニ(○) ・フェラ(○)、クンニ(×)
・フェラ(×)、クンニ(○) ・フェラ(×)、クンニ(×)
(○:感染せず、×:感染した)
この4通りしかありませんよね。その内、左上のケース以外が感染ケースです。

Aそれぞれの感染ケースが起こる確率を考える。
「フェラ(○)、クンニ(×)」の場合は、「フェラで感染せず、その上でクンニで感染した」ですよね。
つまり、フェラ感染率×クンニ感染率です。よって、
・フェラ(○)、クンニ(×):0.3×0.4=0.12=12%  
・フェラ(×)、クンニ(○):0.7×0.6=0.42=42%
・フェラ(×)、クンニ(×):0.7×0.4=0.28=28%
(参考までに、フェラ(○)、クンニ(○):0.3×0.6=0.18=18%で、全てを足すと100%になります。)

Bそれぞれの感染ケースが起こる確率を足し合わせる。
それぞれの感染ケースのどれが起こってもよいのだから、それら全てを足し合わせる。
12+42+28=82%となります。
(ちなみに、フェラ(○)、クンニ(○)の18%を、100%から引き算するのが一番楽な解法です。)