裏風俗！　渡鹿野島への道！

まぁ、ワシは何ともやりきれない気持ちで一杯だったはずなのだが、
島の朝は、いかにも清々しすぎた。
金で女をかったという事実さえ忘れてしまいそうだった。

”い、いかん、これは、いかんぞー。
45000円（スナック+泊まり）もの大枚を叩いたのだ。”
実際、寝るに寝れない深夜〜早朝にかけて、何度もこういう思いが
頭をよぎった。
女をたたき起こす勇気のないワシは、
ベットから脱け出し、携帯電話をするフリをしてみたり
服を身につけ旅館に帰るフリをした。
その行為が女の気をひけないかと思ったんだな。

『泊まりの代金を貰ってるんだから、深夜に帰られるのはマズイ』
と考えてくれるだろう、、と。

旅館に戻れば、当然、事情を話しすることになるのだから・・・
深夜なのだから鍵も閉まってるはずだから・・・きっと洗いざらい
旅館の主人に話することになるだろう。

女！・・・さすがに、これは、まずいやろ？ どうだ、早よ起きて
ワシを引止めに来てくれ！
そういう気持ちを込めての行為だったんだがな。

はぁ・・・、いかに無意味な行為だったかは
早朝の「旅館は24時間カギ開いてるから、自分で帰って」との一言で
悟ることになった。

さて、結果的には、ワシは、女の肌にホトンド触れることなく
アパートを出ることになった。
昨夜の「2秒間の帰巣」と「乳首1舐め」に4万円払ったようなもんだ。

思えば、女、乳首だけは自分から出しよった。
まぁ、片側のムネの一部を洋服の一部から見せただけなんだが。
裸（と言えるのか?）を見せたことにって、少なくとも、
「女、何もしてくれんかったぞ」
という苦情は防げると考えたのか?
そのあたりのことは、ワシには分からん。

こんな話、旅館の主人や、置〇のオバハンにしたところで
どうしようもないやろな。ワシは、すでに諦めモードに入っていた。

旅館に戻った。たしかに玄関は開いてる。
フロントにはワシの部屋の鍵も放置しとるわ・・・。
なるほどね、これなら、真夜中帰って来てもいいわけだ。
つぅか、女とトラブルを起こして、斬れて帰って客も多いということか?
ってのは、考えすぎだろうな・・・
スナックで飲んで、ショートで遊ぶ客もおるんやろな。

ところで、ワシが遊びに行った時期は、いわゆる閑散期やった。
この旅館も他に客はいないみたいだ。
昨夜の食事も、大広間に、ワシと連れの二人きりやった。
コンパニオンは呼ばんかったから、旅館のママが相手してくれとった。

昨晩、旅館を出てから、スナックまでの距離、徒歩約3〜4分。
他の客に遭遇することはなかった。スナックも他に客は居なかった。
ワシらが行くちゅうことで店を開けてくれたのかもしれんな。

暇な時期やったから、大半の女が里帰りしとった、ちゅうことか・・・
ワシに付きおった地雷ﾆﾎﾟﾝ人女が、唯一の20代・・・
あとは鯛人・・・か・・・水商売ベテラン風の女性ばっかり。
流れ〜流れ〜って、ここまで来たよ♪の世界なんだろうな。
客でにぎわっている時は、また雰囲気変わるんだろうな・・・。

地雷ﾆﾎﾟﾝ人女も、昨晩は休みだったのかもしれんな。
それをワシらが突然呼び出す形になって、気分を悪くしとったのかもしれん。

おっと、思い出に浸りすぎたな・・・

旅館で朝飯を食い、ワシは、昨夜のことは何もいわずに島を出るつもりやった。
まぁ、”言うたところで無駄や”という思いもあった。
「部屋の中でのことは、旅館も置屋も関知していない」
おそらくは、こういう対応をされるはずだ。

ボッタクリ風俗に騙されることを思えば、はるかにマシだ。
旅館では旨い料理を食わしてもらったし、スナックも楽しかった。
もっとも、主目的は果たせなかったわけだが・・・

ところがだ、、、旅館の主人との世間話が、なぜかワシの連れに火を付けた。
近隣の旅館の従業員や、近くの小学生が見物する中・・・
怒涛の折衝を始めやがった。
あー、ワシは寝不足やっちゅうに。ワシが張本人なんやで・・・。

というわけで、まだ、つづく・・・（？）