●今年のザルツブルク音楽祭をふり返る

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2名無しの笛の踊り
 ゲルギエフ指揮のムゼンスク県のマクベス夫人!この曲の真価がついにわかった。
それと、ウィーンフィルの底力も思い知らされた気分でした。ものすごい緊張感を
最後まで持続して聴かせてくれたし、おどろおどろしいドラマに色をたっぷり添え
て演奏する。こんなウィーンフィルなら、クラオタ諸氏も見直すでせう。演出も、
最後にカテリーナが愛人を奪った若い女と奈落の底へ消える場面だけ妙だったけ
ど、あとは見事でした。奇をてらったばかばかしい真似をしなかったし、かとい
ってルーティンじゃなくて剣を突きつけてくるような鋭さがあった。