「静かなるカリスマ」:ヘレヴェッヘを語ろう!

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150名無しの笛の踊り
インタビューなんか読むと、とても率直な人だね。
曰く、

 ルネサンスには優れた音楽が多いし、とても好きだけれども
 演奏するには図書館にこもっていろいろと研究しなきゃならない。
 私にはその時間がとれないから、もう演奏することはやめる。

 バロック音楽は玉石混淆。ほんとにいい作品は少ない。
 もちろん、バッハは非常に優れているけど、他にはそう多くない。
 ゼレンカやテレマンなんかの二流作曲家連中につきあって時間を
 無駄にするわけにはいかないんだ。

 実は、フランスバロックはあまり好きじゃない。
 私のラモーが高い評価を得たのは他に競争相手がいなかったから。

 カラヤンのバッハはバッハじゃない。
 クレンペラーは偉大だけど、彼のバッハはやはりバッハじゃない。

 マーラーやショスタコービッチでは質の高い演奏をする自信がない。

 ブルックナーは大好きだけど、ヴァントに匹敵するためにはもっと
 経験が必要。

 古楽界には、モーツァルト以降の音楽は演奏する価値がない、
 なんてことを臆面もなく表明するとんでもないバカがいる。