★★朝まで、生オーマンディ★★

このエントリーをはてなブックマークに追加
99名無しの笛の踊り
78年のNHKホールのプログラムに行ったよ。
前半はコリオラン序曲、スターンとのメンコン
後半はシベリウスの7番とダフニス。

前半は何と言うことも無かった。会場が会場だけにその上、左2階の後ろっちゅう
しょうもない席で聞いたせいもあるけどね。バイオリンの音なんか聞こえなかったよ。
58年録音の、あの硬質な美しさに満ちたメンコンを期待してただけにがっかりだった。

でも、後半は打って変わって凄かった。シベリウスの2楽章でバリトン・トロンボーンの
ソロなんかそれひとつの音であのNHKホールが飽和状態に鳴り出してこわいくらいの
圧迫感というかね、フィラデルフィアの凄さと言うか、アメリカのオケの凄さと言うのかな
オーケストラの音というものの認識を新たにさせられた名演でした。
ダフニスではマーレイ・パニッツさんはじめ管の名手たちの至芸を堪能いたしました。

ついこないだだと思ってたけど、もう20年も前なのね、鬱だ。