長木誠司助教授 ぱーっと2

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 昨日は会場で、評論家のハインツ=クラウス・メッツガーと作曲家のライナー・リーンに会いました。
このふたりもいつもいっしょで、ベルリンでの住所もいっしょ。そういう仲ですが、彼らが編集をしている
『MusikKonzepte』は相変わらず充実している。今度、日本で雑誌を出したので、送る、読んでねと
約束して別れました。ま、読めないでしょうけどね、日本語ですし。ただ、情報交換の窓口・糸口になれば
いいと思っています。

 なんでこんなこと、もともと出不精で引っ込み思案の私がやっているのか、といつも思います。
でも、この世界、待っていたら誰も少しも動いてくれないのです。著名でおえらいひとほどそう。
ホント、日本の〈現代音楽批評界〉なんて、ぬるま湯だから...。誰も、なんにも自分からことを
起こそうとはしない。そのくせ、ひとが始めたことに関係できないと、ひがむ輩が少なくない。
そうした子供じみたひとが多いのは困ったものです。こうして文化はダメになってゆく。
そんなのはいやだから...などと書くと、また叱られそうだなあ。まあ、いいです。
私、この業界に未練などありませんからね。自分のできることを、できるうちにやっておくだけの話。
それ以上でも以下でもありません。