アバド

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>>69
丁寧な分析ありがとうございます。お説に従って整理してみますと。

〈彫塑型〉        〈流動型〉
1番 CSO 81年      1番 BPO 89年
2番 CSO 76年      2番 VPO 92年
              3番 VPO 80年
4番 VPO 77年
5番 CSO 80年      5番 BPO 93年
6番 CSO 79年
7番 CSO 84年
             (8番 BPO 94年)
              9番 VPO 87年

(8番は〈流動型〉でよろしいですか? 10番アダージョは除外。)

85年頃を境目として〈彫塑型〉→〈流動型〉にシフトしているということになりますね。
例外として〈流動型〉の3番が突出して早い時期の80年なのが興味を惹きます。
これはオケがウィーン・フィルであることと関係ありますかね?
アバドのマーラーで3番は人気がありますが,同じくVPOの2番(新盤),4番,9番
の人気はどうなのか知りたいですね。

もう一つ興味深いのは,アバドが年をとるにつれて静的な演奏から動的なスタイル
へ変化したということ。逆の変化をする指揮者が多い中で,アバドは特異な例という
ことになります。これはなぜでしょうか?