日本の作曲家

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165名無しの笛の踊り
>電子音楽とアコースティック楽器の音楽は別物

CDを聴く時点で呆れられているということは無いと思う。
それなりにリスペクトされているからこそ、CDの売上げにも繋がったりしてい
るわけ。

ただ、そうした「新しい聴衆」を、オーケストラのコンサート会場へと連れて
来る努力が全くなされていない。オケもの現代音楽の宣伝というのは、以前と
同様に、伝統的クラシックファンに中心をおいてなされているわけ。

たとえば、湯浅譲二の「ホワイトノイズのためのイコン」が好きな人間だった
ら、「クロノプラスティック」にもそれなりに興味を示すと思うんだな。この
曲に限らず、70年代の湯浅氏の管弦楽曲には、テープ音楽制作の経験が直接的
に反映しているわけで。

「クロノプラスティック」と、テクノ&ノイズファンの嗜好の両方を押えてい
る人間がいれば、「クロノプラスティック」の「売りどころ」も押えた上での
宣伝が出来るはずなんだけど、オケの宣伝を担当している事務局の人間には、
そうした視点を持っている人間がいない。これが問題の本質では?