日本の作曲家

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157吉松和平
(Nステーション久米)只今中継がつながっております。
ヨシマツさーん。ヨシマツさーん。そちらは如何ですかー?

(吉松)久米さーん。いま、私は、極寒の現代音楽の演奏会に来ています。
60、70年代はいろんなスター作曲家がいたこの集落も、今では絶滅寸前になっているのです。
おお、寒い、寒い。
少数残った作曲家達も、ボケたり、マンネリにはまったりで、危機的状況です。
調性が、とかぬかして気の抜けたような音楽を書くのまで出てきました。
あー、あそこでは口のうまいだけのクズ作曲家が真面目な演奏家を、文化庁を、騙しております。
おっ。あの評論家、偉そうな事言ってるが、1年間に観かけるのは2、3度ですねえ。
あっちではパクリがバレないと思って自身満々に自作を解説してる作曲家がいます。
しかも、審査員の皆さん、そんなのに賞をあげちゃうんですか?
ああ、あげてしまいました。
私たち、聴衆はあんな奴の委嘱作を聴かされるのでしょうか?

素晴らしいねえ、素晴らしいねえ。厳しい自然を生きる動物の知恵だ。
生命の営みですねえ。
こうやって、現代音楽の作曲家は極寒の時代を細々と生き抜いているのだねえ。
きっと来るであろう、恵みの春を信じて・・・。

来週は天然記念物「シュトックハウゼン」についてドイツから中継いたします。
吉松和平でした。