サイモン・ラトル

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89名無しの笛の踊り
いまザルツに来てる。マラ5のチケットは日本ではゲットできなかったが、
今日sucheでなんとかゲットできた。
そんで26日のwphを聴いてきたんだが。
前半、ブレンデルとのベートーヴェンコンチェルト3番。
これはよかった。ブレンデルの年代もの赤ワインみたいなカビくさいピアノに、
ものすごいデリケートな弱音で付けるラトル。
オケだけで応酬する部分では、ここぞと煽る。シビれた。
後半、マラ5。やっぱりテンポはやたら速かった。
1楽章は中ではラトル節が出ていた。
急に切り替わるテンポ、あるパートだけ突然かかるアクセント、
木管へのこだわり、歌わせる部分のむせかえるような歌わせ方。
wphもよく鳴ってた。
だが2楽章以降は、テンポがムチャ速いこともあってか、
そうしたラトル節はやや控えめだった感。
というか、正直一本調子だったような気が。
最後は大ブラボーだったが.....

明日も期待してみる。
やはりwphだと、ラトルの思うままになってない部分が多いみたい?
それが吉と出るかどうかは曲によると思う。
マラ5はあまりうまくいってないような気がした。
この前のザルツのマラ2は良かったが、7とか9はあんまり良くなかったし....

夜のマゼール「ドン・カルロ」はさすがにこなれて、最高だった。