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名無しの笛の踊り:
1です。
未知の音楽を理解しようとする場合、次の二つの方法が考えられると思います。
第一に、文句をいわずひたすら聞きこんで、とにかく慣れること。
第二に、その音楽自体の構造から、それをとりかこむ文化的、社会的背景まで
を調べること。
第一の方法を感覚的アプローチとすれば、第二の方法は理知的アプローチといえるでしょうか。
ある程度年がいったおとなが、そういう音楽をわかろうとするなら、この二つの方法をうまくバランスを
とりつつ、アタックしていくしかないと思います。
最近、シェーンベルク以降の現代音楽といわれるものを集中的に聞き始めて
感じたのは、やはりなじめない、ということでした。 また、12音技法や
セリーなどの解説を読んでもよくわかりません。
たとえば、ソナタ形式がわかればウィーン古典派の音楽がよく理解できる(と錯覚できる?)
ように、現代音楽の母たる新ウィーン楽派の理論的なものが理解できれば、よくわかるように
なるのでは、と考え、それには、自分で曲を作ってみるのがいいのでは、と思いました。
そこで、無調風の曲をいくつか作ってはみたものの、それらしい響きはするとはいえ、
なんだかよくわかりません。
それで、12音技法ならば、まだシステマティックなところがあるだろうし
一から勉強していけば、それらしい曲が作れるのでは、と考えて、こういう
スレをたてました。
思いがけず、いろんなレスを目にすることができ、たいへん参考になりました。
ありがとうございました。
12音技法のポップス、童謡というのは、我ながら少々ネタくさい、とは
思いました。
そういうものがないのは、あたりまえと思いますが、ただ、なんであたりまえ
なのか、わたしはよくわかりません。
12音技法でなぜだれも童謡をつくらないのか、プッチーニの音楽はヒットチャート
に載ったけど、なぜシュットックハウゼンの曲はビルボードにのらないのか、あたり
まえといえば、あたりまえですが、よく考えてみると、なぜだろうと思います。