ブルックナーの魅力って何?

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113名無しさんだよもん
構成的には基本的に9番までずっと同じ。それこそ金太郎飴のように。
リズムや音形もパターンの組み合わせの繰り返し。ミニマルミュージックのよう。
展開に詰まるとすぐ転調。ブラームスやベートーヴェンのようなひねりは何も無し。
手持ちの道具がそんななのに70分にも及ぶ巨大な世界を作ろうとする精神。まさに誇大妄想狂。
スコア見るとその構造の純粋さ(というより、単純さ?)に唖然。ごまかしもクソもあったもんじゃない。
「あんたバカァ?」などと言ってみたくもなりそうなほど。

でもなー、なんかいいんだよなー。
難しいことどうのこうの言わんでひたすらあの響きに浸る幸福感っていうか。
特に緩徐楽章。あの和声の美しさと清澄さは比類ないものがある。