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名無しの笛の踊り:
私は、後期ロマン派の国民主義が好きなので、ニールセンもその関係で初期の作品
が気に入っています。
・交響曲第一番 --- グラズノフの第六番と数年違いの作曲ですが、全体的な
構成、各楽章の雰囲気が似ている上に、終楽章の主題もそっくりです。
・同第三番(「エスパンシヴァ」)--- 第二楽章はシベリウス、第三楽章は
グラズノフ、終楽章はエルガーの曲だと言っても通用するくらい、それぞれ
雰囲気が似ています。
・バイオリン協奏曲 エルガー風です。
同じ北欧のシベリウスとは比較されますが、ニールセンと同世代の作曲家で
同じくブラームス派と目されるエルガーやグラズノフと比較対照した記事を
見ないですね。 もともと、ニールセン自体の文献も少ないですが。
それにしても、日本ではブラームス、シベリウスが人気あるのに、エルガー、
グラズノフ、ニールセンがあまり知られていないのは何か不公平な気がします。