シューベルトについて-2

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このスレを見ていたら、月曜日が待ち切れなくなり、
近くの図書館にあるCDを借りてきてしまいました。
今日は1日シューベルトのピアノの日。ふー暑かった。
図書館なので選択の余地はほとんどありません。

1.ケンプ:D958(第19番), D959(第20番)
2.ブレンデル:即興曲集作品90-D899,作品142-D935 (1988年)
3.ルプー:即興曲集作品90-D899,作品142-D935

まず、D958を立て続けに3回聞き、時間を置いてから
もう一度聞いてみた。最初は不自然に長く感じていた
ロンドの第4楽章が、第1楽章も十分長い(少なくとも
心理的には)ので、そういう事かと納得。なんと
いっても、第2楽章の「歌」の部分で、右手の
下で暗く蠢く左手が印象的。第2楽章の旋律は、
アンドレ・ギャニオンがパクッている気もするが...

この先1週間は、このCDをもっと聞いてみるつもり。
(D959はまだ1度だけ)

作品90の2及び90の4こそ、私が小学生の頃きいていた
曲だった。この2曲はともに早いパッセージで
上から音が落ちて来る。自由な音の中に深い
悲しみが織り込まれている。142の3はロザムンデ
だったのですね。私の宝物がまた1つ増えた。

演奏では録音の技術もあるのかブレンデルの方が
音が良く通り、きれい。しかし、ブレンデルの演奏は
私には時折無機質に感じられる時がある。90の4は完璧
なのだが、私としてはルプーを取る。