ただいま!トスカニーニ

このエントリーをはてなブックマークに追加
376名無しの笛の踊り
>>350>>353
ヘルヴァ・ネルリのアイーダは許せません。なぜミラノフを起用せなんだんでしょう?
ついでにアムネリスはバルビエーリの方が絶対によかった!同じ録音するなら何故
メトのスター歌手をフル起用せなんだんだろう?タッカーのラダメス起用は勿論
素晴らしいとしても。
377名無しの笛の踊り:01/09/07 08:19
この起用の問題はトスカニーニの録音を語る上で必ず出てきますね。
確かに、トスカニーニなら最高のキャストを組めそうだが、
しかし何か理由はあったんでしょう。
リハーサルの時間が多く取れる人でとか、NBCの予算の問題とか。

やはり、この辺の問題はパルマラット氏にご登場願わないとダメかも。
378名無しの横笛:01/09/07 09:10
私はヘルヴァ・ネルリの「仮面舞踏会」のアメリアも、「オテロ」のデズデモナも
下品な感じがして苦手です。
それから、リチア・アルパネーゼの「椿姫」もあまり好きではない・・・・。
まぁ、あくまでも好みの問題でしょうが。
アルパネーゼはトスカニーニのお気に入りだったそうですね。
379パルマラット:01/09/07 10:35
>>376 >>377 >>378
やはり経費の問題からだと思います
なんせ歌手はおろか、合唱団に金を使いたくなかったそうですし・・・
1954年4月4日(生涯最後の演奏会)も、計画段階では
ブラームス「ドイツ・レクイエム」が予定されてたけれど、
合唱団に出費がかさむ、という理由でワーグナー・プログラムに変更されたようです

合唱団程度で金をケチるぐらいですから、「スター歌手フル起用」なんて夢物語なのかもしれません
1951年のヴェルディ「レクイエム」も、ネルリだけが癌っぽくて、その分だけ私は評価を下げてます
他はディ・ステファノ、シエピ、バルビエーリと豪華なのに・・・
380名無しの笛の踊り:01/09/07 12:22
やっぱり、パルマラットさん良い方ですねぇ。

だから、評論家風情から、
「あれは、あくまでもトスカニーニを聴く録音」とか言われちゃうんですよね。
まぁ、歌手が多少ひどくても
オペラに関してはトスカニーニが最高という持論は変わらないですけど。

「ドイツ・レクイエム」がステレオで残ってたら・・・。
また英語で?
381パルマラット:01/09/08 08:44
>>380
それと、メト時代に「私はスターですよ」と言ったジェラルディン・ファラーに対し、
「スターは輝く月の前では無力」と反論したトスカニーニのこと。
スター歌手相手だと少しやりにくかったのかもしれません。
(それでもカルーソーからシエピまで多数のスター歌手と共演してますからね)
あと、「ドイツ・レクイエム」。
さすがにドイツ語だとは思いますが・・・
1943年録音のやつを「反独感情のため英語で唄われた」としているのは間違いではないでしょうか?
なぜなら「真夏の夜の夢」(1947年録音)でも英語で唄われてますし、
メトなどは1950年代半ばまで英語訳でオペラを上演してましたしね。
もっとも、「ドイツ・レクイエム」は正式なレクイエムの様式にのっとってないから
英語でもドイツ語でも構わないと思いますが・・・。
382パルマラット:01/09/09 11:10
>>378
アルバネーゼは1938年にベニアミーノ・ジーリ(1890-1957、トスカニーニに認められたイタリアの大テノール歌手)と「ボエーム」の録音で競演してる歌手だから、
別に格落ちではないとは思いますが・・・
383名無しの横笛:01/09/09 21:22
アルバネーゼのミミには違和感を感じなかったのが不思議と言えば不思議。
ヴィオレッタだとチョット・・・。 同じ薄幸の女性で、職業、病気も同じなのに。

アルバネーゼはスター歌手と見ても良いのかもしれませんが、昔からプリマドンナは
我儘と決まったようなもの。
トスカニーニも自分より我儘で扱い難い歌手を避けたなんてケースもあったのかも(笑)