日本出版貿易ってどうよ。

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78名無しの笛の踊り
並行輸入について誤解があるような気がするので少し書きます。
A国にあるB社の日本代理店C社と日本の並行輸入業者D社があるとします。
C社はB社から直接買えますが、D社は買えません。
A国内あるいはA国外にある別の業者がB社から買い、
D社がB社から買うことになります。
つまり原則的には、D社の仕入れ原価はC社のそれより高くなります。
しかし、D社は企業努力によってC社より低い卸値を出すのです。
その企業努力は利幅を少なくするだけではありません。
仕入れ単価を下げなければ商売が成り立ちません。
そのためには、上に書いた「原則」にしたがってはやっていけません。
これこそ世界中の中間業者の競争価格や過剰在庫を利用するのです。
ナクソスはもともと原価が安いので、並行輸入業者ががんばっても
中間コストが相対的に高くなってしまいます。
日本出版貿易さんがさらに廉価で安定供給することは難しいでしょう。
日本出版貿易さんにはむしろ、フルプライス商品の廉価供給を期待します。