語るに語れない♪グレン・グールド♪

このエントリーをはてなブックマークに追加
1グー・オタ
 唐突ですが、最近のスレではあんまり「グールド」を熱く語り合う
板を見たことがありません。なんでだろう・・?
 思うにまだ彼の生前であれば賛否両論、ひきこもごもに皆思い思い
に勝手なグールド論を闘わせていたものですが、死んであたかも
神格化されると、いろいろな本や雑誌で既に「語り尽くされ」てし
まい、もうグールドに関しては何を言っても「んなこたア 皆知って
るよ」と言われてしまう。このため、「何を今さら」的になり、もう
グールドを論じることがナンセンスにさえ感じてしまっているのでは
ないか。いわば、グールドの音楽はいろんな評者の唾液と手垢で汚れ
まくっていると・・・。
 そこで、今まで「恥ずかしくて言えなかった」グールド・ファンの
本音をここで思い切り語り合い、心地よいカタルシスに浸ろうじゃあり
ませんか! あのハッキリ、クッキリとした「カタチの良い音」、猛スピ
ードで目もくらむようなアクロバットな演奏、まさか「こんなふうに弾
いちゃうなんて、信じらんなーい」(ああ、恥ずかしい!!)なんてい
う独創的な解釈、思わずハッとする意表を突いた装飾の挿入、それから
それから、なんといってもあの「ライフスタイル」! コートにだぶだ
ぶズボンを穿いて、身なりを気にせず、自由に且つ孤独に生きる姿。鼻が
くっつきそうなくらい鍵盤に近づいて弾くあの姿。そして極めつけは、
歌いながらの「ハミング」! 奇人変人に見えて実はハンサムでカッコ
いいといったアンバランスの妙! 彼のCDを聴いている時はもう完全
に自分もグールドになりきっています。下手なピアノを弾くときも、極
端に低い椅子に座り、コートを着て唸りながら「インベンション」や「平
均律(前奏曲のみ)」をグールド流に弾いてしまいます。
 こんな感じで、カッコつけずに「堂々と」グールド・マニアの思いの
たけを語り合いましょう。