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名無しの笛の踊り:
この前、パリで夜にすることなかったから、パリスコープで適当なコンサート見つけて行ってみた。
名前は忘れたが、元医者のアマチュアピアニストってことで、ちょっと失敗したかと思っていたが、ワルトシュタインのオクターブグリッサンドはこなす、ラフマニノフ楽興の時二番やらプロコフィエフ7番ソナタやら難曲(←というのは同意するね?)を次々に弾いていくので驚いて経歴を見てみると、案の定パリのコンセルヴァトワール卒で、ピエール・サンカンの弟子だった。コンクールはいくつか受けていて、ヴィアナ・ダ・モッタかなんかでは三位に入っていた。ところが、突然医学部に入り直して医者になり、どこぞの病院の内科部長まで勤めた後、引退してピアノをまた始めたらしい。
まあ、こういうのもある意味で幸せな人生だね。