★当たりのリマスター、ハズレのリマスターCD

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86名無しの笛の踊り
あまりに有名なDG、シェリングのバッハ無伴奏を初期国内盤と輸入盤DG Original-
Image-Bit-Processingとじっくり比較してみました。
な、なんと普段は全く良いと思ったことのない国内盤ですが、このCDに関しては
輸入盤より数段すぐれています。まず、国内CDは、LP盤のようにヴァイオリンが
しっかりと真ん中に定位します。対してDG Originalはどこにヴァイオリンが
あるのか分からないほど、ボワーと大きくなっています。それに、あの渋いシェリ
ングのヴァイオリンがキンキンギラギラと、ひどく刺激的。
両方お持ちの方、是非比較してみてください。尚、これだけの名盤にもかかわらず、
DGがなぜガレリア・シリーズなどで(妙な手を加えずに)リリースしなかったのかが
不思議でなりませんし、とても残念です。
DG Originalに比べればマシなものの、国内盤は例によって、彫りが浅く、なんとなく
マスターテープの孫の孫、という感じなのです。