招き猫12

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378名無しの笛の踊り
大谷、投稿してねーでまず俺に謝罪しろよ。

ブロムシュテット/N響B定期 M.Otani さん 5月1日(火) 0時18分
 いささか旧聞になりましたが、景気づけということでご容赦ください。
 久々に背筋のゾクゾクするような感動を覚えた演奏会でした。
 ニールセンの交響曲5番は、生では聴いたことがなく、クーベリックのEMI盤で
普段親しんでいました。ブロムシュテットのサンフランシスコ響のCDは、むしろ
平凡な印象で正直言って、それほど期待していませんでした。ところが。。。。
 まず、生で聴いた際のダイナミックレンジ。予想していた以上に大きな音がした。
というだけの話ですが、これが思っていた以上に心に訴えかけるものがありました。
 そして、N響の合奏力。今回、ジャーマンポジションとでも言うんでしょうか、
ヴァイオリンを両側にわけて低弦を左にもってくるという配置をとっていましたが、
弦の各セクションがしっかりと仕事をしているという感じが伝わってきました。
特筆すべきは読響の店村さんを(今のところ)臨時でトップに据えているヴィオラ陣で、
大事な場面をしまった演奏でこなしていました。コンマスは山口さんでした。
 打楽器、木管、金管陣も含めN響はかなりの好演だったと思います。
 また、ブロムシュテットも、今までN響やサンフランシスコ響の来日で感じていた
交通整理の巧みさだけという印象を覆す髪振り乱しての指揮ぶりで、
フィニッシュを決めた後のガッツポーズが極めて新鮮でした。
 この日は、テツラフによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲もかなりの名演でした。
<データ>
 N響B定期、2001年4月18日、サントリーホール
<曲目>
 ゲーゼ/序曲「オシアンの余韻」作品1
 シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
 ニルセン/交響曲第5番
<演奏>
 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、N響
 Vn:クリスティアン・テツラフ
RE:ブロムシュテット/N響B定期