バッハのカンタータは何から聴けば?

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36名無しの笛の踊り
>>35
古楽系の激安CDといえば、ブリリアントのロイジンク盤。
バッハ全集の一部だが、5枚単位でバラ売りも可。
だいたい、1枚250円くらいで買える。
もともと、同社の全集にはリリングのカンタータ全集が使われるはずだったのだが、
最後のところでリリング盤の版権を持っているヘンスラーが契約を白紙撤回したため、
急遽、超短期間で全集を完成させなければならなかった。
当初、ロイジンクは絶対に無理だと断ったらしいが、指揮者に全権を与え、
要求はできる限り受け入れるというブリリアント担当者の熱意に負け、録音を引き受けたそうだ。
演奏は一部で酷評されている。
確かに合唱が難しい曲とカウンターテナーは聴いてい辛くなる部分も多い。
しかし、全体として素直な解釈と決して上手いとはいえないが真摯な演奏は好感がもてる。
とりわけ、ルース・ホルトンの清澄なソプラノは出色。
テノールのニコ・ファン・デル・メールもさすがの出来で、この二人は文句なく一流。
期せずしてバッハがトマスカントルだった頃の上演ペースを再現してしまったわけで、
そうしたアクアク的興味もある。
曲とソリストを選んで買えば、超お買い得だと思う。