バッハのカンタータは何から聴けば?

このエントリーをはてなブックマークに追加
335名無しの笛の踊り
>>334
訳も所々どうかと思う部分がある。
まあ、バッハのカンタータに特化したこの種の本は、日本で初めてだから、
それなりの意義はあると思う。(※)
同時に出た、マルティン・ゲック本の方は、第1巻の半分も読んでいないのだが、
その限りで言うと、さすが小林義武氏が監修しているだけあって非常に読み応えが
ありそう。
値段が高いのが難点だが、『カンタータの世界』の方も3巻そろえると結構な値段。
どちらかというなら、ゲック本のほうが価値があるかも。
まあ、『世界』の方は第2巻に期待。

※以前、音楽の友社から『バッハ・カンタータ研究』という本が出ていたが、
これは、作品研究の本でありながら肝心の作品索引がついていないという恐るべき本だった。
この本の担当編集者に、いい本を作ろうという意欲も、テーマに対する愛情もないのがまるわかり。
こういう本を見ると、著者の研究に対する姿勢までいい加減に見えてしまうから、
著者にとってはいい迷惑だったろう。