2chゲイ術大学音楽学部音楽教養科

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12パパラギ@モグリ聴講生
早いもので、私の母校では今年は4年次。
研究室の配属も決定し、連休明けには研究テーマを絞り込まねばなりません。
到底1年間でやることは限られているわけで、できれば修士課程に進みたいのだけど
(就職活動もいろいろしましたが、どうも世相は一つの組織に属するという流れでは
ないと見切りました)
私の興味の対象は、どうも「音楽解析学」のようで「音楽」以外の「数学」「心理学」
にも関わってきそうなんです。今度再提出する「調性」のレポートを足がかりに、
古典音楽が準拠する自然倍音列から派生した(といわれている)ドレミファソラシドの
旋法と、人間の耳の特性たる指数関数を結ぶ橋を結ぶ確固たる理論を打ち立てたいと
いう欲求にかられております。
理学部数学科の、私の友人がいうに「お前、それはど素人がフェルマーの最終定理に
挑戦するようなもんだぞ。やめとけ」というのです。
フェルマーの最終定理?それは数論の最難問と言われ、最初に提示されてから350年も
へて、つい数年前に証明されたものだそうだが、数学ちんぷんかんぷんな私にそういう
話をされても混乱するばかりである。(まあ、彼一流のブラッフであろう)
私は、音楽というものは、厳密な論理よりは美学的な直感によって創造されてきた
ので、数学なんかでは括れないだろ?と反論したのだけど、
「その美学的根拠たる和音理論はどうなる?
ピタゴラス以来、弦の振動数とその倍音という形で根拠が示されてきたのは
確かだ。(ピタゴラスの3/2音を積み上げることにより、確かにドレミファソラシド
の旋法・・・実際には基底音をトニックとするリディア旋法・・・が得られる)
一方、神経の刺激知覚(W)変化率はその刺激の強さそのものに比例することから
スケールは振動数の指数関数として表されることも確かだ。
(確かに平均律スケールは振動数の等比数列で構成される。ここまでは私にも
理解できる)
それではなぜ、基音の2n乗の音のみが基音のnオクターブ上の'同じ音'だと知覚
できるのか?」
私は即座に答えることが出来なかった。耳の鼓膜が両端を固定されている弦のモデル
だとしよう。それでも人間がオクターブとか協和音程を正当な感覚としてとらえる
という根拠がまず欲しい。理論の組み立てはこれからである。