シノーポリ死去!

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65名無しの笛の踊り
シノーポリが亡くなりましたが、彼がドイチュ・オーパーで「アイーダ」を指揮していたとき、僕はその現場にいました。3幕のアイーダとラダメスの2重唱がほとんど終わりかけたとき、彼は突然倒れました。誰かが舞台を壊したのかと思ったくらいの大きな音を立てて。倒れた直後、歌っていたデッシーはオーケストラピットを覗き込み、オーケストラのメンバーは立ち上がり、客席は騒然としました。その時、すでに心臓は停止していたらしく、舞台袖に待機していた主治医が心臓マッサージを繰り返していたそうです。僕の席からそれは見えませんでしたが。そのまま公演はもちろん中止となりました。まだ自分自身、興奮が冷めませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。そして彼の最後の音楽をこの耳で聞くことの出来た事を感謝いたします。