チェンバロ_スレ

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163俺はコープマンが大嫌い
このスレはホイナツカ・ファンが群がっている様子なので、
試しに怒らせてみよう。

例えば、「コンティヌウム」に関しては献呈者アントワーヌ・ヴィッシャーの
録音が、「ホアイ」についてはユッカ・ティエンスーの録音が、
ホイホイおばさんとは比べ物にならない正確さ・音楽性を誇っている。
譜面が普通程度に読めるリスナーなら、おばさんの「剣幕だけ」の
演奏には誤魔化されないだろう。

俺はホイナツカのバロック演奏というのは、「バロックの前衛」という
CDでしか知らない。日本語解説によると、録音曲目の中でロッシの
「トッカータ・セッティマ」が「白眉」らしいので、例えばそれに文句を
つけるのは極めて簡単である。(「解釈」の「好き嫌い」がどうこう、
という問題以前の話だよ。)
・まず、調律が中全音律でない(いまや論外)。
・冒頭部などのマニエラが、どれもこれも初心者並みの稚拙さ。
・第一次資料である、フレスコバルディの
Toccata d`Intavolatura序文を、明らかに踏まえていない。
(「規則」=枠を知らないから、どれだけ自由にふるまえるかが分からない。
よって、非常に「不自由」な演奏となる。ロッシの録音はチェンバロ・オルガン
ともに数種類ずつ簡単に入手出来るので、一聴推奨。)
・これは1982年の録音である(1962年ではない)のに、モダン楽器使用というのは
それは前衛ではなくて「保守」の態度である。Nicht wahr?
モダン・チェンバロでバロックを弾くな、とは言わないが、
あの酷くガサツな音色にどうやったら耐えられるのか理解出来ない。
・音色が最重要の問題だが、それと同時に、ホイホイおばさんは自動的に
5本のペダルを使って「19世紀的」レジストレーションを展開している。
これは明らかに「解釈」の誤り。

しかも、ホイホイおばさんのアタックというのは、現代曲のときも
バロックのときも汚すぎ。あれではキワモノ扱いされても仕方あるまい。
上記のロッシでも、対位的なところでタッチが全然制御されていない
ところを見ると、まずはバッハは演奏不可能でしょう。
まぁ、コープマンもアタック自体は汚いけどな(爆)