R.シュトラウス

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16あ’
個人的にはオペラであろうと純然たる音楽作品。
舞台は邪魔。
モーツァルトが”詩は音楽の忠実な娘”って言ったのは
(言った事実に異論はあるようだが)、オレにとっては当然。
故に、全曲盤買って、レチタティーヴォ・セッコ聞くのは、苦痛。
全曲聴いたという満足のために数分間我慢してる。
本来詩の雰囲気を音楽で描くことは出来ても、
説明は不可能。可能だとすれば、
伝統的にこの音楽表現はこの言葉に対応していますよ、
ってお約束があるときだけ。
したがって音楽の構造がわかればそれで十二分に楽しめる。
まあ、反対の意見の人間は山ほどいるだろうが。

ところでサヴァリッシュが1988年だったかの
シュトラウスオペラをすべてやったときに聴いた、
”ダナエの愛”が意外に良かった。
晩年のオペラでは、カプリッチョより良い。
あと、”影のない女”。
彼の最高の部分が出てると思う。