天才作曲家 黛敏郎センセーを語ろう

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210名無しの笛の踊り
あの〜、別に「音楽家=職人」なのであって、思想性なんてあっても
なくても良い部分だし、批判の対象にすらならないと思うんですけど。
音楽家が思想を語るのはせいぜいファッション、副業程度のもので
あって、説得力もなく、社会的影響力もほとんどない。
第一、黛敏郎ほど「本格的作品」と「華やかな実生活」とが乖離して
いた人も稀なわけで、その部分を差し引いて彼の政治性について考える
必要がありますよ。いわゆる「深遠な精神性」とはほど遠い人ですよ。
涅槃の面白さは、御経の面白さでしょ?確かに、そんな不謹慎なことを
やってのけた人は過去にいなかったわけで、そりゃー驚きますよ。

ついでに、「純粋音楽」と「商用音楽」は対として捉えるべきです。
商用音楽家としての黛作品は玉石混交、当時としてもそれほど新しい
音楽ではないものが多い気がしますが、逆に、昭和三十年代の劇伴全体
のクオリティが相当高かった、ということは言えます。