エードリアン・ボールト

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110名無しの笛の踊り
お待たせしました、『天路歴程』レポートです。
全体的な印象は、『十戒』とか『サムソンとデリラ』のような映画をオペラ化したら
こんな感じか、ということです。内容が宗教的だし、そこそこスペクタクルもあって、
意外とエンタテイメントの要素があるように思います。
逆に言うと、そのまま映画になりそうってこと。特にクライマックスの
第4幕第3場など、映像化してみたいと思うのは私だけではないはずだ……。

この手の作品を聞くと、ボールトは合唱のコントロールもうまいと思います。
これはやはり、クライマックスを「1度聞いてくれ!」と言いたいです。
ただ、主役のジョン・ノーブルはもうちょっとがんばってほしかったです。
あまり技巧を凝らす曲ではないから、あれでもいいのかな?
岩波文庫の『天路歴程』、読んでみようかと思いました(藁