ミュンシュ

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139大好き
さて、ミュンシュじゃなーとつくづく感じる1枚ってなんでしょう?

他の指揮者と比較して考えた場合、シューベルトの第9「グレイト」などどうでしょうか。
この代表的名盤はワルター/コロンビア響じゃないかと思います。
なんかふわっと包まれてしまう、包容力が限りなく感じられる演奏といいましょうか。
誰もがこれを目指して指揮してるんじゃないかとさえ思えてしまいます。
で、中途半端なんですね。結局「わるたーにはかなわねーなぁ」って、聞くのはこれになってしまう。
違います?
で、ワルターのは落ち込んでいるときなど聞くと、「まぁ、これでいいのかな」なんて諦めに似た気持ちで納得させられたりします。

だがしかし、
我々(あ、勝手にすいません)のミンシュ様、これが凄い!!!
「ワルターなど女々しい」とばかりに快速快演、飛ばしに飛ばしまくります。
第1楽章の頃は「シューベルトでこんなに燃えていいのか」など疑問がよぎりますが、
第4楽章にいたる頃には憂いも吹き飛んで笑いさえ漏れていたりします。。落ち込んでいるときですらですぞ!
調子のよいときに聞いたりすると、「もはや敵なし」などと過信状態に陥り、危険ですらあります。
極めて男性的な、ミュンシュ的なグレイトなのであります。

当然持ってますよね?