ミュンシュ

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107名無しの笛の踊り
>>103
1回、ナマか映像かで「幻想」の演奏を見てみるのがいいかも。
どういう所にこの曲の特異さや斬新さが有るのかが見えてくるので。

例えば、第3楽章での舞台上のイングリッシュホルンと舞台裏のオーボエとの掛け合い、
ティンパニ数台を同時にロールして作り出す雷の効果、
第4楽章での狂気の行進、
第5楽章、Esクラリネットで滑稽に奏でられる地獄での変貌した恋人の姿、
最後の審判を表したグレゴリオ聖歌「怒りの日」がテューバ2本で奏でられるところ、
コウモリのはばたきのような弦楽器のコル・レーニョ
…などなど、この曲の視覚的・音響的効果がよくわかると思います。

オススメの映像はやっぱりガーディナー指揮/オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティークのやつですね。
会場に初演のパリ音楽院ホールを使い、当時の楽器を再現して用いて演奏することで、
この曲の初演当時の状況がうかがえるようになってます。もちろん、演奏のほうも素晴らしいです。