_ カール・リヒター _

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85名無しの笛の踊り
>>79
古楽に限らない現象だと考える。古楽は一旦は失われた芸術であり、名曲の発見が
演奏、録音活動の重要な側面だから。
聴いた事も無い曲を目当てに演奏会場へ足を運ぶのは
高額なチケット代を考えると難しい。特に海外のアーティスト。
また、企画中心の演奏は演奏する側もCD中心の活動となりがち。
名曲の発見という音楽の楽しみ方を録音物からサポートするレーベルのNAXOSには
古楽に限らず演奏会では出会えない音楽が多数あることからも、古楽に限らない
現象であることがわかる。

>>82
鈴木雅明は、マタイ受難曲よりもヨハネ受難曲の演奏を得意とすると俺は考える。
彼のメジャーCDデビューはヨハネ受難曲であったし、第4稿を録音、演奏したことも
ご存じの方は多いだろう。
バッハ没後250年記念であった去年、鈴木/BCJがライプツィヒで演奏したのは
「マタイ」ではなく「ヨハネ第4稿」だった。
彼はバッハ関係の書籍に(タイトルが何だか忘れた)ヨハネ受難曲の聴き所を
文として寄せていたし。
BCJによるヨハネ受難曲の第2稿の演奏も今年は行われる。
バッハの宗教曲の最高傑作の一つを「マタイ」(or「ロ短ミサ」)とし、それのみで
バッハ演奏家としてアーティストを評価することは俺は控えている。