メロディーの影・・ ジムノペディーに隠された・・

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138名無しの笛の踊り
  ある日の午後。ドビュッシーとサティは、いつものカフェで音楽談義....
ならぬ、女給のベティさんの事を話していた。

「どちらが、先にベティとやれるか。競うおうではないか」
「どう競うと言うんだい、クロード」
「夜、ベティの部屋に行くのさ。これをジャポンでは、夜這いという」
(妙な日本語ばかり憶えないでくれ、ドビュッシー)
「何か言ったか?」
「いや、何も」
(....)

  さて、夜になりドビュッシーとサティは、アパルトマンのベティの部屋の扉の前
トントン!
「誰?」
「クロードだ、開けてくれないかな、マドマーゼル ベティ」
「クロード?そんな人シランクス。あぁ、毛利蔵人さん?(マニアックだぞベティ)
あっ、判ったわ。スカルボ書いた方ね」
「(ガ〜ン)スカルボは、ミーの曲とはチガーヌ」
ショックを受けたドビュッシーは、振り返りもせず立ち去った〜。

  我らが、サティは、ストレートだ!
トトトン!
「今度は、誰?」
「ボクサ、シオン」