メロディーの影・・ ジムノペディーに隠された・・

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105名無しの笛の踊リーヌ
あの有名な曲のエピソードを書きます。


あまり人付き合いが良くなかったサティでしたが、大先輩のグノーとは、気が合い、
良く行き付けのカフェで音楽談義をしていたものでした。
サティのことです。大先輩といえどもズケズケと意見を言います。
あまりの激論に、女給のベティさんがやって来て、
「他のお客さんが、吃驚しているよ。グノーのお祖父さんもサティのお兄さんもこれでも飲んで落ち着いてよ」とジンのグラスを置いていきました。
グノー:何でカフェにジン何てあるのかのう。
サティ:ジンのベティ、ジンのベティか.....
グノー:そのネタ、先日聞いたぞ。
サティ:....


  さて、そんなある日。自作曲を含むグノーのピアノ演奏会がありました。
数日前のグノーからの電話では、風邪をひいて寝込んでたのとのこと。
今日の演奏大丈夫なのだろうか。と席に着いたサティでした。

  舞台が明るくなり、グノーがピアノへと向かいます。
案の定、足取りがおぼつきません。やっとピアノの前に座ったのですが、ああ何という頼りない演奏でしょうか。
−−グノー先輩。あなたのそんな演奏聞きたくありません。何故、何故キャンセルしなかったのでしょうか。

  サティは、興奮し、立ち上がり、叫びました!
「グノー、しゃんとシエンヌ」


その夜書き上げられ、後日グノーのもとに届いたのが有名な「本日休演」と言うバレー音楽です。(ってヲイ)