無調

このエントリーをはてなブックマークに追加
84緑よ

>73
>で、平均律上で定義されている伝統的長音階も、例えば振動数の比が3:2
>である完全5度を積み重ねて得られるピタゴラス音階から「近似的に」
>導き出せると考えれば(これが音律の起源だと考えれば)調性感覚は
>「先天的」が優位にならないでしょうか。
違うわよ
敢えて反論するわね
まずあなたいってることラッセルっぽいわよ
お話にならないわ
そんなことに調性が先天的なものか後天的なものかなんて、関係ないわ。
まあ全くとはいわないわよ。
でもね、そういったことじゃないのよ。
「調性と無調」っていうコンテクストではね、まず「調性」っていうのは、限りなく「主音感覚」
って云う概念に移行(同化)していくと思うの。そうなると調性っていうのは後は
トーナルカラーとでも云うのかしら。着せ替え人形の服ようなものね。モードって感じかしら。
調の階層性っていいかたもあるわね。この階層性には時間軸の構造的問題もあるんだけどね。
時系列ってのはそのままひとの記憶に対応してると思うわ。
だから無調に言及するには、まずその服を脱がせてあげなきゃだめだと思うの。

だから以降「調性」と「主音感覚」って云うのをほぼ同義語として扱うわね。いい?
じゃあ例えばね、「f−g」って音が何の伴奏もなくあるとするでしょ?
まあ他の要素リズム云々抜きにかんがえてね。
あなたがどうしてもっていうならいいんだけど・・
さああなたはどんな調を感じる?
「e-f」でもいいわよ。さあどうかしら?
なんなら順番反対っこにしてもいいわよ。
どう反対もすき?
こんなのはどうかしら「f#−c」。
やだこれ反対っこにしてもいっしょね エヘッ
いずれにしても、そうしようと思えば主音は感じられるわよね?
でもいま挙げた音達をみても5度積み重ねの連鎖関係なんて「調性−無調性」の二元性を語る上で
なんの根拠にもならないのよ。