無調

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129あ’
>126
それがまさにスペクトル学派で最も理論的に整備された作曲家の
Gerard Griseyだ!惜しくも亡くなちゃったけど…
スペクトル音楽は,任意の基音を設定して,その倍音構造上の音を
楽器で再合成することで新たな興味深い音を作ることになる。
Trstan Murail,Michael LevinasやHoratiu Radulescuの
音楽も同じ立場だね。
倍音列から任意の音を選択することでさまざまな和音を得るし,
それを変形することで音楽はさらに豊かなものになる。
グリゼイの場合、そこから抽出した数列を時間構造にも適用する。
この立場は,Marc-Andre Dalbavieなんかにも受け継がれている・・・。
さらに,この学派は音響心理学も援用するが,これは恐らく,
聴取不可能といった批判に対するための理論武装。
最大の難点はこの学派から,傑作が最近生まれていないことだ。

でも、これは現在の論点からはかなり離れたなあ。失礼。