アーノンクールはただのチンドン屋じゃないよ!

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94名無しの笛の踊り
>>90
あんまり反論になってないなあ。
 アーノルト・シェーンベルク合唱団が抑揚感のある生きのいい
合唱団であることはモーツアルト宗教曲で証明済みだし、
(その反面言葉に対する踏み込みが甘い、コレギウム・ヴォカーレは
そのあたりの厳しさが「角がある」ようにきこえるのかも)
ゲルネやプレガルディエンも文句なしの人選だ。
 つまり桶も巧くなったし、合唱も優秀、ソリストも好メンバーだが、
肝心のアーノンクール大先生が70年の録音からどう変わっていき、
何を新たに掴んでいったか、というのが知りたい。おれのちょい聴き
の感想だと、「変わってないな」というか、つまり「古楽では過去の人だな」
というのが率直な印象。
 もうちょっといえば、「同じことをより上手にやろう」というだけで
新たなアプローチがないと、感動が伝わってこない。(「感動」なんて
古楽ヲタの俺には気恥ずかしい言葉だが)不器用でもいい、メッセージが欲しいんだ。
ヘレヴェッヘの新盤にも同じ不満を感じた。